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  発想力が育つ!実現力が育つ!表現力が育つ!国際力が育つ!
   
 〜 あなたの夢の実現を全力でサポートします
                    R4年度研究室紹介資料

研究内容 


 温研究室は、高度情報化社会と次世代産業に欠かせない携帯機器、自動運転自動車、IoT/AI/VR機器、ウェアラブル医療機器などの頭脳部にあたるVLSI(超大規模集積回路)の高品質化と高信頼化に必要不可欠なVLSIテスト技術の研究開発を行っています。VLSIテストとは、製造されたVLSI回路に機能障害の原因となる製造欠陥が潜んでいないかを調べることです。数千万もの論理素子(ゲートやフリップフロップ)から構成され数GHzもの高い周波数で動作する最先端のVLSI回路に対しても数十秒以内に高精度なテストを完了させなければならないため、極めて高度なVLSIテスト技術が将来にわたって求められています。温研究室は、世界トップレベルの研究実績を有しており、次世代の革新的なVLSIテスト技術の創出に向けて以下のテーマで研究開発を進めています。
  • 電力安全性保障型テスト(Power-Safe Testing)
  • 故障診断(Fault Diagnosis)
  • テスト生成(Test Generation)
  • テスト容易化設計(Design for Test)
  • テスト圧縮(Test Compression)
  • 組込み自己テスト(Built-In Self-Test)
  • GPUによるシミュレーション高速化(GPU-Based High-Speed Simulation)
  • ソフトエラー対策(Soft Error Mitigation)
 温研究室のVLSIテスト研究に関する参考資料はこちら()です。
 
 VLSIテストに精通している技術者や研究者が世界範囲で不足している状況の中で、車載電子デバイス、ロボット用電子デバイス、スマホ用イメージセンサー、航空宇宙用デバイス、医療機器などの大手企業からの直接求人が多く寄せられています。温研究室の院卒者は一流企業(潟\ニーLSIデザイン、潟泣lサステクノロジ、潟fンソーなど)に就職した人が多い他、研究者になった人もいます。

研究活動 

 温研究室の研究開発は「VLSIテストの実問題を革新的なアプローチで解決する実用的な技術を世界に先駆けて開発する」というモットーで行われています。具体的には、まず企業が直面しているまたは将来必ず行き当たる重要な技術課題を拾い上げ、それに対して問題の定式化を行います。ここでは特に、他でまだ研究されていない新しい課題を見つけることを心掛けます。次に、定式化された問題を効率よく解くアルゴリズムを考案します。ここでは特に、今までにない革新的なアプローチを考え出すことを心掛けます。その後、CやJavaなどのプログラミング言語でアルゴリズムを実装し、計算機シミュレーションや試作テストチップによる評価実験を行います。こうして得られる研究成果は特許出願の後、国内外の学術誌や専門会議で発表します。今まで発表した研究成果の中で、最優秀論文賞最優秀学生論文賞などを受賞したものや国際会議の記念論文集に選ばれたものもあり、新聞1面トップ記事として大きく報道されたこともあります。多くの研究成果はEDA(Electronic Design Automation)システムに実装され、国内外の多くの企業のVLSI設計の現場で利用されています。例えば、皆さんが毎日使っているスマホに欠かせない低消費電力VLSIや心臓に持病をもつ患者の命を守る心臓ペースマーカー用高信頼VLSIのテストに温研究室の研究成果が多く活用されています。また、VLSIテスト技術の基礎理論から最新の技術まで網羅した最新の専門書VLSIの低消費電力テストに関する最初の専門書の出版を通じて世界中でVLSIテストの研究と教育に貢献しています。

配属希望者へ

 温研究室では、高度情報化社会と次世代産業に欠かせなく将来性の高いVLSI分野で充実かつ幸せな技術者人生を送りたい学生を求めています。具体的には、以下のような学生が大歓迎です。

  • VLSIの高信頼化技術に関する専門知識を身に付けたい人
  • 自らアルゴリズムを考案し、プログラミング言語で実装したい人
  • 実プロジェクトに加わり、貴重な実践的研究開発経験を積みたい人
  • 英語を使って海外の研究者や学生と交流したい人
  • 英語による論文作成と口頭プレゼンのコツを実践的に習得したい人
  • 大学院(前期課程)に進学し、国際的にも通用する高度な技術者になりたい人
  • 大学院(後期課程)に進学し、世界と競える研究者になりたい人

 温研究室は梶原研究室および宮瀬研究室と国内最大のVLSIテスト研究グループを組んでおり、教授4名(内客員教授2名(米国・日本))、准教授2名という稀に見る強力な集団指導体制で学生へのサポートを全力で行っています。なお、大学院レベルでは、本研究グループの全教員は情報・通信工学研究系に所属しています。

 Yumenabiで紹介された温教授からのメッセージはこちらです。温研究室の研究テーマ紹介はこちらです。温研究室の風景はこちら()です。温研究室担当の海外派遣(シリコンバレー(米国)、University of Stutgart (ドイツ)、合肥工業大学(中国)、国立中山大学(台湾))の風景はこちら()です。

 質問や相談などがあったら、教員室(E627)に立ち寄るか、wen@csn.kyutech.ac.jpにメールを送ってください。あなたの夢の実現を全力でサポートします。